15. 「開田点景」
 
2003〜2004年当初、まだ写真もカメラも無知だった頃、風景写真サイトの方々と交流を持たせて頂くことになり、、、やはり風景写真では人工物は極力排除するようアドバイスを頂いた。

妙に納得して知らず知らず、人工物はできるだけ排除する構図で撮るようになっていったが、どこか違和感を感じていた。何故ならば、人工物も含めて開田高原の全てが好きだったからである。


まるでストラトキャスターの弦のように美しい開田高原の電線。


時は流れ、、、開田高原を撮り始めたという女性フォトグラファーに出逢った。
その中の一枚を拝見した時に衝撃が走った。それは光輝く電線の写真だった。
どうしてそれを撮ったのかと尋ねたところ、開田の朝の光にあたった電線が綺麗だった・・・・と。

ずっと自分が思っていたこと。
しかし、風景写真という型のハマった形式にとらわれて排除してきた自分には衝撃の一言だった。

好きな風景を見るため、会いたいため、撮りたいため、、、
片道130kmの道を走ってきたのではないのか? 自問自答してしまった。


ビニールハウスが輝く、、、まるで宝石箱のようだ。


何の為に写真を撮っているのか? 何故、開田高原に通い続けているのか?
開田高原の全てが好きだからでは無いのか?

自分の心に素直になろう。好きな場所、愛した場所を心のまま撮っていこう。


深夜の霧は魔物。全てをフォトジェニックに変えていく。


風景写真の中では、画面を引き締めるために副次的に添えられた人工物や人物などを点景と呼んでいるようですが、これからは点景(人工物)をどんどん取り入れていこうと考え方を改めた。

これから自分の写真がどう変わっていくのか・・・。
開田高原との旅はまだまだ続きそうでわくわくしています。

2014年 初記


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