4. 「六紋銭イワナ」
 
2004年5月26日 木曽川支流にて45cm大和岩魚

和風の毛バリ釣り=テンカラ。
テンカラという言葉は、渓流釣りのエッセイスト山本素石氏によって世間に知られるようになった。私自身も素石氏の著書「山釣り」「山釣り万華鏡」「テンカラ奥義」など読んで、一時はテンカラにのめり込んだ。

素石氏は木曽の開業医で日本を代表する毛バリ釣り師である杉本秀樹氏(木曽福島の開業医学博士)からテンカラを教わり、日本各地に普及することになる。
素石氏が杉本氏にテンカラを習ったのが昭和三十〜四十年頃と言われている。佐々木氏の古い著書「木曽谷(正式な書名は失念)」によれば「昭和三十六年、杉本氏に木曽の六紋銭イワナがいたことを聞く。」と書かれている。

六紋銭とはイワナの眼玉の大きさを表し、今の十円玉の大きさである。この大きさを眼玉とし体長を推測すると約70〜80センチの巨大イワナになると思われる。一般的なイワナは20〜25センチなので相当な大きさだ。
古きよき時代の木曽谷にはこの様な巨大イワナが沢山生息していたのだろうか・・・。
私が釣った過去最大の45センチイワナなど可愛いものである。
六紋銭イワナに出会うため、木曽谷を巡る旅はまだまだ続く。

2004年 初記



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